達成記憶感謝

ちょっと以前の事です。ネットで色々とウロウロして巡り会ったひとつのサイトがありました。
そこにはとある市民ランナーの方のサブスリー達成時のメモが詳細に綴られていました。その方のその当時の10キロとハーフの持ちタイムが現在の私のそれとと非常に近かった事もあり、貪るように何度も何度も熟読させて頂きました。

もちろん、そこに書かれているそのまま全部私が即真似できるはずもありません。
ただ、一番印象深かった言葉“「5km21分ペースで30kmを2時間6分で走りきる」実験”…これを自分も海響でやってみようと思いました。

キロ4分12秒・5キロで21分00秒…5キロラップで考えれば頭の中での計算も簡単で目安としてちょうどいい。
10月の練習で30キロペース走が満足にできなかった事や、筑後川マラソン・シティマラソンの結果から考えても、正直自信はありませんでしたが…。海響は実験だ、と思い聞かせて挑む事にしました。


【スタート-5km】
昨年と違い、周りに知り合いがいない状態でのスタート待ち。でも不思議とリラックスしていたような気がします。
スタート直後は例によって自分との戦い…「いいのか?このペースで大丈夫か?」という不安との。

5キロよりちょっと前の辺りだったでしょうか、3時間ペースランナーの方を先頭とする大集団が前方に見えてきたのは。
3時間ペースランナーに最初からずっとくっついて行く…この作戦も当初は考えはしました。しかし、
 ・そのペースが自分に適しているとは限らない
 ・意識して着いて行った上で最終的に失敗するような結果に終われば、自分の精神力では後々まで当分引きずってしまう事になるような気がする…
このような理由から、あまりペースランナーの存在は気にしないようにする事にしていました。


【5km-10km】
意識しないでいようと思っていたら、自然とペースランナー集団を追い越していました。
しかし、その後吸収され、しばらくこの集団の中で走る事に。
もちろん、この後引き離されそうになっても無理して着いて行かない、という気持ちは忘れずに。ちょっとご一緒させてもらいますよ-、くらいの気持ちで。

長府折返し後のすれ違いで、多くの知り合いの方々から激励を頂きました。とても嬉しくて力になったのと同時に
「3時間ペース集団の中にいるのを見られちゃった、まずいなー。『サブスリー狙いで最初から必死にペースランナーを追いかけてるよ』と誤解されてるなぁ、この状況では」という焦りもありました(^^;)


【10km-15km】
本当に意識したわけでないのに、ずっと3時間ペース集団の中。
これまでのレースでした事は殆どありませんでしたが、集団の中で走るってのは確かに楽な面が多いですね。


【15km-20km】
16キロ辺りでした、直角カーブで私がコースを大回りしてしまう形になり、ちょっとだけ後ろに下がってしまいました。
これ以降、徐々に集団と私との距離が開いていきました。彦島トンネルに入る頃にはその差はかなりの長さになっていたと思います。
「無理して追わない」と決めていたとはいえ、正直焦りました。が、ここは今回の目標の為の自分の感覚を信じる事にしました。


【20km-25km】
彦島トンネル突入。毎年「暗くて長い」という印象しかなかったこのトンネルですが、スタート前からしばらく雨を受けていた心理がそう思わせたのか今回は「何だかホッとした」…本当にトンネルで落ち着いた気分でした。
相変わらず3時間ペース集団には離されたままでしたが、それでも自分の視界の中に常にあった為かもう焦りはなくなっていました。


【25km-30km】
この大会の特徴である後半のアップダウンを繰り返しているうちに、徐々に3時間ペース集団との距離が縮まってきている気が…。でも無理して追いつこうとするなと自分に言いきかせます。
長州出島の折返し後すぐの30キロ地点通過での経過時間2時間06分01秒。目標としていた「5キロ21分00秒ペースで30キロまで」が結果的にほぼ完全に達成できていた事に自分でも驚きです。もちろんこの時はその感慨に浸る余裕などなかったわけですが。


【30km-35km】
この辺りで、再び3時間ペース集団に追いついていました。
ここからまた、後続の知り合いの方々からすれ違いでこのペース集団の中の自分の姿を目撃される事に…。
「絶対『ずーっと集団に張り付いていた』と思われてるよ…違うんだよ、ここまで色々あったんだよ~。これで最終的に集団に離されてのゴールになってしまったら皆さんに顔を合わせ辛いなぁ(~_~;)」とまたも余計な焦りが…。


【35km-40km】
ずっと3時間ペース集団の中でした。
これが何の集団であるかに気付かれた沿道の応援の方やすれ違いのランナーの方から時折「サブスリー頑張れ!」の声援を頂くことがあって、これが妙に嬉しかったですね。同時に気が引き締まる思いもしました。

覚悟していた失速も、急激に起こる気配もなく行ける気がしてきて、サブスリーを段々と意識するようになってきます。しかしまだまだ安心はできません。

39キロ辺り、関彦橋の下を潜る辺りで3時間ペースランナーの方の前に出ることになりました。特に意識して前に出てやろうとかラストスパートを掛けようとか思ったわけではなく、自然と前に出たという感じです。


【40km-ゴール】
この段階ではまだサブスリーが確信できたわけではありません。
「残り2キロ」の表示が見えてからでした、確信できたのは。

ラスト残り数百メートル。この辺りからメイン会場裏になり沿道の応援が更に賑やかになるので、毎年感激するポイントになっています。過去2回の自分はそれぞれ理由があってこの時点で涙ぐんでいたものでしたが、今回は不思議と落ち着いていました。

ラストのカーブの後、ゴール地点寸前に「よし!」と一言だけ軽く叫んでゴール。
さすがにこの直後は泣きました。

そしてしばらくゴール付近に留まり、3時間ペースランナーの方のゴールを待ちました。
ずっと一緒だったわけではないものの、やはりこの方の存在なしでは今回の私の記録達成は難しかったでしょう。
しっかりと感謝の気持ちを伝え、ハイタッチを交わして頂きました。




今回の記録達成の要因として考えるとするなら…
・後半にアップダウンが集中する海響では記録が期待できなくて当然、今シーズンは自分にはまだ防府も延岡も残っている。だから今回は30キロまでの実験のつもりでという気持ちで比較的リラックスして挑めた。
・それ故か、それ程自信のないはずの自分のペース感覚をこの時は何故か信じて貫けた。
・そして、後半の一番辛くなる辺りに突入してからという良いタイミングで3時間ペースランナー集団に合流できた。

以上のような数々の幸運に恵まれたのは本当に大きかったです。


そして、走るようになってからこれまで出会う事ができた沢山の方々。皆さんが私に良い刺激を与えてくれて、ここまで辿りつかせてくれた…これは間違いありません。
改めて何度でもお礼申し上げます。
皆さん、本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

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2011年11月12日(土) 01:30 | マラソン | トラックバック(0) | コメント(2)

タグ マラソン レース

改めて、おめでとうございます!
「5km21分ペースで30kmを2時間6分」は、私の走力では無理です。
でも、今回の美しいラップを目標にして、
いつか、このレースメモを心に刻んで走れるように、
練習していきたいと思います。

2011年11月14日21:57 おおふじ URL 編集

おおふじさん、こんばんは。
ありがとうございます。
恐れ入ります(^^ゞ

別大でのおおふじさんの走り、期待してます。
私も延岡に向けて。
一緒に頑張りましょう!

2011年11月16日00:02 ちょろ合金 URL 編集












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